脂漏性角化症は悪性化するの?

考える女性
脂漏性角化症は、老人性イボや老人性疣贅とも言われ、中高年の人に多く発生する良性の腫瘍のことです。腫瘍と聞くと、ガン?と疑ってしまいがちですが、脂漏性角化症自体が悪性の腫瘍に変化することはありません。

ただ、気をつけたいのは脂漏性角化症がたくさんできている中に、悪性黒色腫が紛れている場合があります。脂漏性角化症は茶色のものや黒色のものなど様々あって、悪性黒色腫と見分けがつかない場合があるのです。いくつかのイボかほくろらしきものの中で、急に大きくなってきたものがある、形がいびつで非対称であるものを見つけた時は、皮膚科で診断してもらう方が安心です。皮膚科専門医が見れば、すぐにわかりますので疑わしいものがある場合は診察してもらいましょう。

脂漏性角化症と確定した場合は、基本的には治療の対象ではありません。放置しておいても大丈夫だからです。ただ、見た目が悪い、服の脱ぎ着をする時に引っかかる、という場合には切除することがあります。小さなぽつぽつ程度なら、老人性イボ対策用の化粧品や内服薬を使うことで改善されます。切除する場合は、多少痛みも伴いますし、費用もそれなりにかかります。治療方法によっては保険適用にならないからです。化粧品や内服薬なら痛みも伴いませんし、毎日の肌のお手入れで知らない間に改善されていきますので体に負担がありません。

どうしても切除して欲しいという場合は、その対象物が脂漏性角化症であると確定させてからになります。100%悪性でないと否定できたものでないと切除はしません。その理由は、もし悪性黒色腫だったとすると、切除する時に、小さな組織が飛び散ってしまったらそれが他の場所に転移する可能性があるからです。切除することで、かえってガンを広げてしまったということになりかねませんので、診断をはっきりさせてから切除するようにしましょう。病院では基本的に脂漏性角化症と確定すれば治療の必要はないとしています。

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